進む介護事業の買収と売却

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最近では、企業の経営悪化のために、ワタミが介護事業を売却することが、決まった事が大きく取り上げられています。ワタミの場合は、企業全体のブラックなイメージを払拭できず、大幅な客離れによる赤字によって売却が決定されました。まだ、買収する側は決まっていませんが、損保ジャパンが買いとるのではとされています。

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介護業界全体で買収と売却が進んでいる

今回のワタミの介護事業の売却は、少し特殊な例ですが、介護業界全体、特に大手の企業の介護事業の売買がゆっくりと進んでいます。

高齢化の影響で、大手の企業は、介護事業にチャンスを見出して、続々と参入していますが、一方で経営が立ち行かなくなる企業も年々増えて行っています。

理由としては、介護業界全体の競争率が非常に苛烈になっていることと、すぐに黒字に持って行く事が出来ない上に、初期投資に掛かる、建築費や土地代、設備代、人件費等が非常に高額であることから、体力のない企業は簡単に潰れてしまう事が挙げられます。

簡単に言えば、介護業界に参入すれば簡単に利益を出せると勘違いしていた企業がどんどん潰れて買収されたり、そのまま潰れてしまっているのです。

またワタミ同様に、大手の介護を一つの柱として経営している企業も黒字を楽に出せている訳ではありません。前述したように、黒字を出すのが難しい業界なのに、競争率が高いのが介護業界です。

そのため、全国に介護施設等を展開していると、一時的に黒字を出せても、地域密着型のライバル等との戦いが各地域で行われて、負けてしまうと、一気に赤字に転落してしまいます。

大手の介護企業は、続々と参入してくる介護企業を潰せる体力を持っている必要があります。

介護企業は信頼とブランド

ワタミも全国展開していた介護企業に分類されており、ブラックな評判を受けるまでは、施設の床数の9割が埋まっていたとされています。ただ、ブラックな評判を受けてからは、約7割程度しか埋まらなくなってしまったそうです。

そのため、介護事業にとって『信頼』はどれだけ重要かよくわかると思います。

そのため、大手の介護企業は、できる限りサービスの質を、ある程度の水準に均一化した上で、買収と新規の施設をオープンさせながら、ブランド化を進めています。

信頼が傷つくと致命所になる一方で、上手くブランド化できれば、最終的に一人勝ちに近い形ができるからです。

したがって、将来的に生き残る大手の介護企業は極わずかで、他は買収されるか、潰されるかのどちらかだと予想されています。

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